ブラジル小売売上高、6月は前月比1％減 6カ月ぶりのマイナス

　８月１４日、ブラジル地理統計院（ＩＢＧＥ）が発表した６月の小売売上高は前月比１．０２％減少した。写真はブラジルのブラジリアにあるショッピングモールで昨年１１月撮影（２０２４　ロイター／Adriano Machado）

[サンパウロ　１４日　ロイター] - ブラジル地理統計院（ＩＢＧＥ）が１４日発表した６月の小売売上高は前月比１．０２％減少した。ロイターがまとめたエコノミスト予想の０．２０％減少より大幅な落ち込みで、前月比では昨年５月以来最大、また昨年１２月以来のマイナスとなった。食品と飲料の調査対象となった８部門中４部門で売上高が減少。スーパー、食品・飲料、たばこが２．１％と最も減少して全体を押し下げた。

ＩＢＧＥの調査マネジャー、クリスティアノ・サントス氏は、減少は「リバウンド効果」が一因と指摘。５カ月連続で増加した後で減少するのは自然だとした。

５月の小売売上高は、２０００年の統計開始以来最高を記録していた。

６月の小売売上高は、前年同月比では４．０％増加したが、ロイターがまとめた予想の５．５０％増を下回った。