中国、在英大使館の建設計画を再提出 22年に地元自治体が却下
ロイター / 2024年8月15日 15時24分
8月14日、中国がロンドンに新たな大使館を建設する計画を再提出したことが明らかになった。外交的緊張により保守党政権下では実現せず、労働党政権が対中関係をどう扱うかを測る試金石となる可能性がある。写真は建設予定地付近。2023年6月撮影(2024年 ロイター/Hannah McKay)
Andrew MacAskill
[ロンドン 14日 ロイター] - 中国がロンドンに新たな大使館を建設する計画を再提出したことが明らかになった。外交的緊張により保守党政権下では実現せず、労働党政権が対中関係をどう扱うかを測る試金石となる可能性がある。
建設が計画されているタワーハムレッツ区の議会によると、中国は先月、ロンドン塔の近くに大使館を建設する新たな申請書を区議会に送った。
前回の申請は安全保障上の理由と住民への影響を理由に、2022年12月に区議会に却下された。この決定について再申請書は「メリットがなく」、計画の方針に根拠がないとしている。
申請はタワーハムレッツ区議会が処理するが、再申請が却下され中国が不服を申し立てた場合、政府が関与する可能性がある。
区議会は申請書を検討しているが、決定がいつになるかはまだ分からないと説明した。
在英中国大使館は声明で、「再提出した新大使館の建設計画とデザイン案は、英国の建築計画政策の要件と全関係者の意見を十分に考慮している」と強調した。
中国は18年にロンドンに新使館を建設する計画を公表し、王立造幣局の跡地を約2億5000万ポンド(3億1800万ドル)で購入した。中国にとって欧州最大の外交公使館となり、ワシントンにある中国大使館のほぼ2倍の規模となる。
このため英国の政治家や安全保障関係者からは、大使館の規模拡大と中国外交官の増加により、国内のスパイ数が増えやすくなるとの懸念が出ていた。
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