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午後3時のドルは147円台を上下、米指標前に売買交錯

ロイター / 2024年8月15日 15時33分

 8月15日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の147円前半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年2月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 15日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル安/円高の147円前半で取引されている。午前中に147円半ばまで上昇する場面もあったが、きょう発表の米小売売上高の結果を見極めたいとの声が多く、大きな値動きには至らなかった。

ドルは午前10時半過ぎに147円前半から半ばへ上昇した。オーストラリアで発表された7月就業者数が予想を大きく上回り、豪ドルが96円後半から97円半ばへ急上昇したことで、円売りが対米ドルにも波及する形となった。

豪雇用統計は失業率が予想を上回ったものの、労働参加率が過去最高に達するなど「雇用市場の底堅さを示す内容だった」(外銀アナリスト)という。オーストラリア・ニュージーランド銀行によると、この半年間の平均雇用の伸びは2年ぶり高水準に達し、豪金利先物市場では11月の利下げ確率が5割超から4割強へ低下した。

しかし、11時過ぎからドルの上値は再び重くなり、午後には147円前半まで反落した。市場では、中国で発表された7月の経済指標がさえない内容だったことが重しになった可能性があるとの指摘が聞かれた。

鉱工業生産や固定資産投資などが予想を下回ったほか、新築住宅価格が9年ぶりの大幅な落ち込みとなった。指標の発表後、中国と経済関係が深いとされる豪ドルは97円前半へ反落し、米10年債利回りも3.82%付近へ緩やかに低下した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.13/147.14 1.1009/1.1010 161.98/162.00

午前9時現在 147.27/147.28 1.1011/1.1012 162.16/162.19

NY午後5時 147.31/147.35 1.1012/1.1013 162.22/162.28

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