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午前の日経平均は続伸、「高市トレード」高値を上回り4万円回復

ロイター / 2024年10月15日 12時13分

 10月15日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比626円65銭高の4万0232円45銭と続伸した。写真は株価ボードの下を歩く人々。都内で2月撮影(2024 ロイター/Issei Kato )

Noriyuki Hirata

[東京 15日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比626円65銭高の4万0232円45銭と続伸した。国内連休中の米株高と為替の円安基調が支援した。自民党総裁選時の「高市トレード」でつけた直近高値を上回り、約3カ月ぶりに4万円の大台を回復した。

日経平均は一時651円高の4万0257円34銭に上昇した。自民総裁選後の下落から戻り歩調にあった中で、高市トレード時の高値3万9829円の手前でこの数日、足踏みが続いていたが「上値の重い価格帯を上抜けてきた」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンド・マネージャー)との声が聞かれた。ショートカバーが誘発された側面もあるとみられ、上昇に弾みがついた。

米国では銀行決算が好調な滑り出しとなり、米景気の底堅さが意識されている。加えて、過度な米利下げ期待が後退してきたことは、日本株には「為替(の円安)を通じてプラスの面もある」(藤原氏)と好感されている。銀行や保険といった金融株が値上がり率上位となったほか、米半導体株高を受けて国内の関連株もしっかりとなり、日経平均を押し上げた。

一方、日経平均の25日移動平均線からの上方乖離は5%程度に広がり、短期的な過熱感も警戒される。上値では利益確定や戻り待ちの売りが出やすいともみられている。

TOPIXは1.14%高の2737.00ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆1331億4900万円だった。東証33業種では、値上がりは保険や銀行、電気機器など27業種、値下がりは石油・石炭製品や鉱業、電気・ガスなど6業種だった。

傘下のアーム・ホールディングス株が堅調なソフトバンクグループが大幅高。東京海上ホールディングスは堅調だった。決算を手掛かりにした個別物色は活発で、ジンズホールディングスはストップ高を付け年初来高値を更新した。一方、原油安を受けてINPEXは軟調。中国の政策期待が一服する中、資生堂はさえなかった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1287銘柄(78%)、値下がりは299銘柄(18%)、変わらずは58銘柄(3%)だった。

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