安保理、レバノン国連部隊の重要性強調 相次ぐ攻撃に強い懸念
ロイター / 2024年10月15日 12時24分
10月14日、国連安全保障理事会は、イスラエル軍とレバノンの親イラン武装組織ヒズボラが衝突する中、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の複数の拠点が攻撃を受けたことに強い懸念を表明した。写真はUNIFILの車両。レバノンのマルジャユンで11日撮影(2024 ロイター/Karamallah Daher)
Michelle Nichols
[国連 14日 ロイター] - 国連安全保障理事会は14日、イスラエル軍とレバノンの親イラン武装組織ヒズボラが衝突する中、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の複数の拠点が攻撃を受けたことに強い懸念を表明した。
安保理は全会一致で談話を採択。全当事者にUNIFILの要員と拠点の安全を尊重するよう求めた。
「国連平和維持要員と国連施設は決して攻撃の標的になってはならない」とし、UNIFILへの支持とその活動が地域の安定に果たす重要性を改めて強調した。
レバノン・イスラエル国境の平和維持を目的に2006年に採択された安保理決議の完全履行も求め、そのための「さらなる実際的な措置の必要性を認識している」とした。ただ、詳細には触れなかった。
国連によると、イスラエルが今月1日にレバノンで地上作戦を開始して以降、UNIFILの拠点は直接砲撃やイスラエル軍戦車による13日の侵入を含め、20回ほど影響を受けたという。
ドゥジャリク国連報道官は「これらの事案で平和維持要員5人が負傷し、うち1人は銃弾で負傷した」とした上で、どこから発砲されたかはまだ確認されていないと述べた。
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