ＴｉｋＴｏｋ、米での利用遮断を準備中 新法発効の19日に＝報道

中国系動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」は米国内での利用禁止につながる新法を巡り、米連邦最高裁による差し止め命令がない場合は発効する１９日に米国ユーザー向けアプリの利用を遮断する予定だ。資料写真（２０２５年　ロイター/Dado Ruvic）

[１４日 ロイター] - 中国系動画投稿アプリ「ＴｉｋＴｏｋ（ティックトック）」は米国内での利用禁止につながる新法を巡り、米連邦最高裁による差し止め命令がない場合は発効する１９日に米国ユーザー向けアプリの利用を遮断する予定だ。ネットメディア「ジ・インフォメーション」が１４日に報じた。

ＴｉｋＴｏｋが米国内の全ユーザーによる利用を遮断すれば、法律で義務付けられた内容とは異なる結果となる。同法はアプリストアでＴｉｋＴｏｋを新規にダウンロードすることのみを禁じており、既存ユーザーはしばらくの間アプリを使い続けることができる。

同メディアが関係筋の話として伝えたところによると、ＴｉｋＴｏｋの計画では、アプリを開こうとするとポップアップメッセージが表示され、禁止に関する情報が掲載されたウェブサイトに誘導される。

ＴｉｋＴｏｋはまた、ユーザーが個人情報の記録を持ち出せるよう、全てのデータをダウンロードできるオプションも提供する予定だという。

ロイターはＴｉｋＴｏｋとその親会社である中国の字節跳動（バイトダンス）にコメントを求めたが、返答は得られていない。