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午後3時のドルは157円前半へ下落、日銀総裁発言「1月利上げに前向き」と受け止め

ロイター / 2025年1月15日 15時34分

 1月15日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の水準で取引されている。写真は1ドル紙幣。2021年11月撮影(2025年 ロイター/Murad Sezer)

Atsuko Aoyama

[東京 15日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の水準で取引されている。日銀の植田和男総裁の発言が、1月の利上げに前向きと市場で受け止められた。

午前は157円後半から158円近辺を行き来する展開となっていたドルは、午後に入って植田総裁のあいさつをきっかけに157円前半に下落した。午後3時ごろには加藤勝信財務相から円安けん制発言も出たが、直後の相場に目立った反応はなかった。

外為どっとコム総合研究所調査部長の神田卓也氏は植田総裁の発言について、前日行われた神奈川県金融経済懇談会での氷見野良三日銀副総裁の発言と同じ内容ではあるが、「副総裁に次いで総裁も利上げに前向きな発言をしたと市場が受け止めた」との見方を示した。

三菱UFJ信託銀行の酒井基成・資金為替部マーケット営業課課長も、氷見野副総裁は前日の会見で1月の利上げ実施を否定せず「地ならし的」とみる向きもあり、「1月利上げに向けた雰囲気が醸成されつつあった」と指摘。きょうの植田総裁の発言でも、賃金動向で前向きな兆しがあったとの評価も確認できたため、モメンタムが重要との発言を「モメンタムが醸成されていればトリガーを引くことができる」と市場が受け止めたとの見方を示した。

きょう米国時間には米消費者物価指数(CPI)が発表される。インフレの根強さが確認されれば、米利下げ休止観測が強まりドル高圧力となる見込み。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 157.31/157.33 1.0293/1.0294 161.93/161.95

午前9時現在 158.03/158.07 1.0305/1.0308 162.88/162.89

NY午後5時 157.96/158.01 1.0307/1.0310 162.82/162.88

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