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ECB利下げ、年内3回超える可能性=リトアニア中銀総裁

ロイター / 2024年4月15日 17時54分

 4月15日、 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのシムカス・リトアニア中銀総裁(写真)は、ECBは6月と7月に利下げする可能性があり、今年の利下げ回数が3回を超える確率は50%を超えるとの見方を示した。ビリニュスで2021年4月撮影(2024年 ロイター/Ints Kalnins)

[ビリニュス 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのシムカス・リトアニア中銀総裁は15日、ECBの今年の利下げ回数が3回を超える可能性があるとの見方を示した。米連邦準備理事会(FRB)が利下げを遅らせてもECBは利下げ回数を減らすべきではないと指摘した。記者団に述べた。

6月と7月の利下げもあり得るとし、「今年の利下げ回数が3回を超える可能性は50%以上ある。3回の利下げは保守的な予想だ」と語った。

市場は3回の利下げを織り込んでおり、6月、9月、12月が中心的な予想となっている。米国の物価指標が予想を上回り、FRBの利下げ開始が秋まで後ずれするとの見方が強まったことから、ECBの利下げ見通しも後退した。

シムカス氏は「7月に利下げが行われる可能性もゼロではないと思う」と語った。

FRBの政策決定の影響について、ECBは独自の決定を下すとし、唯一の問題は金利の軌道の違いが実体経済にどのような影響を与えるかだと説明した。

「ユーロシステムが米国の政策担当者の行動に基づいて決定を下しているという考えを否定する。そこには何の関係もない」と明言した。

「ただ政策の相違は当然(ユーロ圏と米国の)貿易の条件と経済発展に変化をもたらす。これは予測と金融政策決定に反映される」と語った。

経済に想定外の事態が起きて6月の利下げが変更になる可能性は低いが、国際的な政治の緊張が予想外に高まりECBの計画に影響を及ぼすことはあり得ると述べた。

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