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米、コロナワクチン余剰分の分配巡り複数国と協議=バイデン大統領

ロイター / 2021年3月17日 8時9分

[ワシントン 16日 ロイター] - バイデン米大統領は16日、米国は新型コロナウイルスワクチンの余剰分の分配に向けて、複数国と協議していると明らかにし、近く詳細を発表するとした。協議を進めている相手国は明確にしなかった。

大統領はその後、新型コロナ追加経済対策の全国キャンペーンのためペンシルベニア州に向かった。

大統領は今月、コロナワクチンを巡り、全ての米国民の接種を優先し、余剰が出れば他国に譲る考えを示していたが、具体的な国名は挙げなかった。

メキシコのロペス・オブラドール大統領は先に、バイデン大統領に米国のワクチンを分け合うよう要請していた。

メキシコ外務省高官によると、同国政府は米国が確保している未承認のアストラゼネカ製ワクチンをメキシコに分けるよう求めている。メキシコではすでに同社製ワクチンの接種が始まっている。

バイデン大統領はこれまでに、5月末までに米国の全ての成人分の新型コロナワクチンを確保できるとの見通しを示している。

州政府の保健当局者は16日、ホワイトハウスが約束しているワクチン供給が実現すれば、5月に全ての成人にワクチン接種を実施する用意が整っていると明らかにした。

製薬各社が契約通りワクチンを供給すれば、米国は5月末までに約5億回分のワクチン接種を完了する見通し。

*内容を追加しました

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