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ポーランド下院選、野党連合が政権奪取の公算

ロイター / 2023年10月17日 4時49分

ポーランドで16日、下院選の一部公式結果と出口調査によると、親欧州連合(EU)でリベラル派の「市民連立」(KO)が率いる野党連合が政権を奪取する公算が大きい。10日撮影(2023年 ロイター/Kacper Pempel)

Karl Badohal Anna Koper

[ワルシャワ 16日 ロイター] - ポーランドで16日、下院選の一部公式結果と出口調査によると、親欧州連合(EU)でリベラル派の「市民連立」(KO)が率いる野党連合が政権を奪取する公算が大きい。

EU大統領を務めたトゥスク元ポーランド首相が率いるKOなどの野党連合が下院(定数460)の過半数の249議席を確保して政権の座に就く見通し。右派与党「法と正義」(PiS)の議席数は196議席と半数を割り込み、下野する見込みとなった。

ポーランドの金融市場は、トゥスク氏率いる政権が誕生するとの見方から急騰。優良株で構成するWIG20株価指数は1320GMT時点で6.2%上昇した。

PiSは2015年に政権の座に就いて以来、法の支配や報道の自由、移民、LGBTなど性的少数者の権利を巡り欧州連合(EU)と対立してきた。野党連合はEUとの関係を修復すると宣言している。

16日午後に発表されたイプソスの出口調査によると、PiSの得票率は36.1%を獲得する見通し。野党連合のうちKO単独では31.0%の票を得る見込みだ。

開票率63%時点での公式結果は、PiSが37.5%、KOが28.6%、KOと連合を組む中道右派の「第3の道」が14.4%となっている。

アナリストは欧州でこの数十年で最も重要な選挙と見ており、野党の勝利はEUと欧州中東部で最大の加盟国のポーランドとの関係を大きく変える可能性がある。

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