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NZ中銀総裁、年内2回の利下げ見込む 25年も緩和継続の可能性

ロイター / 2024年8月16日 14時42分

 8月16日、ニュージーランド準備銀行(中央銀行、RBNZ)のオア総裁は、年末までに合計50ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する可能性があるとの見方を示した。写真はウェリントンで2019年4月撮影(2024年 ロイター/Charlotte Greenfield)

Lucy Craymer

[ウェリントン 16日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(中央銀行、RBNZ)のオア総裁は16日、年末までに合計50ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する可能性があるとの見方を示した。

中銀は14日、政策金利を25bp引き下げ、5.25%とした。利下げは2020年3月以来となる。インフレ率が中銀目標の1─3%に近づいているとし、今後さらなる利下げを行う可能性を示唆した。

総裁はウェリントン商工会議所での講演で、インフレが低水準で安定した環境に戻ったと確信しているとし、「今からクリスマスまでの間にあと2回の引き下げのチャンスがあり、データと我々が話していることが全てうまくいけば、それを実現したい」と述べた。

エコノミストは来年にかけて一段の利下げを予想しているが、総裁は25年も利下げを続けることを望んでいるとした。

中銀見通しでは、25年末の政策金利は現行の5.25%から3.85%に低下する可能性が示されている。

15日公表のロイター調査によると、中銀は14日の利下げに続き、10月と11月の会合でもそれぞれ25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施する可能性が高い。

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