英小売売上高、7月は増加に転じる サッカー関連支出や値引きで

　８月１６日、英国立統計局（ＯＮＳ）が発表した７月の小売売上高（数量ベース）は前月比０．５％増加した。写真は２月、ロンドン西部のスーパーマーケットで撮影（２０２４年　ロイター/Isabel Infantes）

David Milliken

[ロンドン １６日 ロイター] - 英国立統計局（ＯＮＳ）が１６日発表した７月の小売売上高（数量ベース）は前月比０．５％増加した。サッカーの欧州選手権（ユーロ）に関連した売り上げなどが寄与した。

６月は例年よりも気温が低く雨も多かったことなどから個人消費が落ち込んでいた。

７月は前年比でも１．４％増加した。前月比、前年比ともにロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。

ＯＮＳの経済統計ディレクター、リズ・マッケオン氏は「７月の小売売上高は百貨店やスポーツ用品店が伸びをけん引した。ユーロと多くの店舗での値引きが押し上げ要因となった」と述べた。

衣料品店の売上高は前月比０．６％、前年比４．０％それぞれ減少した。