フォートナイト復活、ｉＰｈｏｎｅ欧州限定 アンドロイドは全世界

米エピック・ゲームズは１６日、同社の人気ゲーム「フォートナイト」がアップルのｉＰｈｏｎｅでは欧州で、グーグルのアンドロイド端末では世界的に４年ぶりに利用可能になったと発表した。（2024年　ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo）

[ストックホルム １６日 ロイター] - 米エピック・ゲームズは１６日、同社の人気ゲーム「フォートナイト」がアップルのｉＰｈｏｎｅでは欧州で、グーグルのアンドロイド端末では世界的に４年ぶりに利用可能になったと発表した。

２０１７年に公開されたフォートナイトは一躍人気となったが、アップル とグーグルは２０２０年８月、決済機能がガイドラインに違反するとしてアプリストアから削除した。この時点でエピックは、アップルのプラットフォームだけで１億１６００万人のユーザーを抱えていた。

欧州連合（ＥＵ）のデジタル市場法（DMA）成立を受け、エピックは欧州でのアプリストア開始が可能となった。アップルはＥＵ域外では引き続き認めていない。

エピックのティム・スウィーニー最高経営責任者（ＣＥＯ）は、アップルとグーグルの競争妨害に歯止めをかけた欧州委員会に感謝の意を示した。

エピックのPC向けストアの月間アクティブユーザーは７５００万人で、年内に新たに１億人のモバイルユーザーを獲得する見込みだ。AltStoreのような独立系モバイルストアからもゲームを購入できる。

しかしアップルが提供するオペレーティングシステムのｉＯＳ上ではインストールに１５のプロセスが必要で時間がかかるという。

スウィーニーＣＥＯは、世界中のｉＯＳベースの顧客に４年間提供できなかったことで「おそらく１０億ドル以上の収益を失った」と述べた。