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米一戸建て住宅着工、7月14.1%減 ハリケーンとローン金利高で

ロイター / 2024年8月17日 4時46分

米商務省が16日に発表した7月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比14.1%減の85万1000件と、5カ月連続で減少した。2022年6月撮影(2024年 ロイター/Lucy Nicholson)

Lucia Mutikani

[ワシントン 16日 ロイター] - 米商務省が16日に発表した7月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比14.1%減の85万1000件と、5カ月連続で減少した。2023年3月以来、1年4カ月ぶりの低水準だった。高い住宅ローン金利と住宅価格が響いた。

キャピタル・エコノミクスの北米チーフ・エコノミスト、ポール・アッシュワース氏は「金利低下が新築住宅販売を下支えするものの、一部の地域での供給過剰が、以前の予想よりも大きな障害となる可能性がある」と述べた。

地域別では、南部で22.9%減。7月初めにテキサス州を襲ったハリケーン「ベリル」の影響があるとみられる。北東部で27.1%、西部で1.4%、それぞれ減少。ただ、中西部では16.8%増えた。

7月の一戸建て住宅着工件数は前年同月比では14.8%減少した。

FWDBONDSの主任エコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「住宅建設は今四半期の実質国内総生産(GDP)の伸びには寄与しないだろう」と述べた。

7月の5戸以上の集合住宅の着工件数は前月比11.7%増の36万3000件だった。

全体の住宅着工件数は6.8%減の123万8000件と、20年5月以来の低水準だった。ロイターがまとめた市場予想では133万件だった。全体の着工件数は前年同月比では16.0%減少した。

一戸建て建設許可件数は前月比0.1%減の93万8000件。集合住宅は12.4%減の40万8000件。全体では4.0%減の139万6000件だった。

建設許可を受けたものの未着工となっている住宅は2.6%増の27万9000件。一戸建ては5.1%増の14万3000件。

一戸建ての完成件数は0.5%増の105万4000件。全体では9.8%減の152万9000件。

建設中の住宅件数は 1.6%減の153 万9000 件。一戸建ては2.1%減の65万3000件だった。

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