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好況時に財政引き締め必要か、経済ショックの頻度増で=英財務相

ロイター / 2020年7月16日 9時13分

7月15日、英国のスナク財務相は、「一世代に一度の」経済ショックの頻度が増しているとみられることから、景気が良好な時期にはこれまでよりも財政政策を引き締める必要があるかもしれないとの認識を示した。ロンドンで2月撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 15日 ロイター] - 英国のスナク財務相は15日、「一世代に一度の」経済ショックの頻度が増しているとみられることから、景気が良好な時期にはこれまでよりも財政政策を引き締める必要があるかもしれないとの認識を示した。

同相は議会財政委員会で「今回はこの10年間でわれわれが経験した2回目の『一世代に一度の』ショックであり、それゆえに『良い』時期の公共財政政策は若干異なる必要があるかもしれないと考えさせられる」と述べた。

英予算責任局(OBR)は14日、新型コロナウイルス流行を受け、今年の公的債務の対国内総生産(GDP)比率が1960/61年以来初めて通期の会計年度で100%を上回る公算が大きいと表明した。

公的債務の対GDP比率は2008─09年の金融危機を受け、80%強にほぼ倍増した。

スナク財務相はまた、政府の新型コロナスキームの下で借り入れを行った企業の株式を政府が取得することが必要もしくは現実的であるとは確信していないと述べた。

イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁ら専門家はこれまで、多くの企業が新型コロナに関連した融資の返済に困窮する可能性があると警告。政府が債務を帳消しにし、その代わり企業の株式を取得することが解決策になる可能性があると指摘している。

財務相は同委員会で「現時点でこの問題の規模を完全に把握していない。英国における企業の債務水準が今回の危機に入るまでは比較的健全な状況だったということをわれわれは知っている」と述べるにとどめた。

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