NY州製造業業況指数、5月は-11.6に急低下 新規受注悪化=連銀
ロイター / 2022年5月17日 2時21分
5月16日、ニューヨーク連銀が発表した5月のニューヨーク州製造業業況指数はマイナス11.6と、前月のプラス24.6から急低下した。新規受注と出荷の悪化が重しになったが、向こう6カ月の業況についてはやや明るい見通しが示された。写真は2019年11月、米サウスカロライナ州の自動車組み立て工場で(2022年 ロイター/Charles Mostoller)
[ワシントン 16日 ロイター] - ニューヨーク連銀が16日に発表した5月のニューヨーク州製造業業況指数はマイナス11.6と、前月のプラス24.6から急低下した。新規受注と出荷の悪化が重しになったが、向こう6カ月の業況についてはやや明るい見通しが示された。
今回の指数の情報収集期間は5月2─9日。市場予想はプラス17.00だった。エコノミストは、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めで製造業に影響が出始めているとの見方を示している。
JPモルガンのエコノミスト、ダニエル・シルバー氏は「このところの経済指標は極めて不安定で、明確なトレンドを読み取るのが難しくなっている」としながらも、「ドル高が製造業の重しになっている兆候が出ている可能性がある」と述べた。
新規受注指数はマイナス8.8と、前月のプラス25.1から低下。出荷指数と受注残指数も大きく低下した。
支払い価格指数はプラス73.7と、前月のプラス86.4から低下したものの、高止まり。雇用指数はプラス14.0と、前月のプラス7.3から上昇した。
将来についてはやや楽観的な見方が示され、6カ月先の業況指数はプラス18.0と、前月のプラス15.2から改善。ただそれでも長期平均の半分以下の水準にある。
設備投資指数は6.4ポイント低下のプラス25.4。エコノミストは、景気後退(リセッション)リスクが台頭し、借り入れコストが上昇する中、将来的な動向を示すこうした指数は軟調な状態が続くとの見方を示している。
この記事に関連するニュース
-
インド4月総合PMI速報値は62.2、14年ぶり高水準 旺盛な需要で
ロイター / 2024年4月23日 15時59分
-
製造業PMI4月は49.9に上昇、サービス業も好調=auじぶん銀・S&Pグローバル
ロイター / 2024年4月23日 10時0分
-
中国CPI、3月は2カ月連続プラスも鈍化 PPI下落続く
ロイター / 2024年4月11日 13時15分
-
独鉱工業受注、2月は前月比+0.2%に改善も見通し暗く 予想届かず
ロイター / 2024年4月5日 17時20分
-
共通点は「もやもや感」…“身近なデータ”から読む景気動向【解説:エコノミスト宅森昭吉氏】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月4日 18時0分
ランキング
-
1米ファンドに日本KFC売却=三菱商事、来月にも
時事通信 / 2024年4月26日 20時17分
-
2円安、物価上昇通じて賃金に波及するリスクに警戒感=植田日銀総裁
ロイター / 2024年4月26日 18時5分
-
3突然現場に現れて「良案」を言い出す上司の弊害 「気になったら即座に直したい」欲求への抗い方
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 9時0分
-
4円相場が一時1ドル=157円を突破 34年ぶりの円安ドル高水準を更新
日テレNEWS NNN / 2024年4月26日 23時38分
-
5KDDI、ローソンに対するTOB成立…宅配事業の強化や金融事業を展開
読売新聞 / 2024年4月26日 20時9分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください