米鉱工業生産、8月製造業は+0.9%と予想上回る 自動車急増
ロイター / 2024年9月18日 1時57分
米連邦準備理事会(FRB)が17日発表した8月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が前月比0.9%上昇と市場予想(0.3%上昇)を上回った。3月撮影(2024年 ロイター/Carlos Barria)
[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が17日発表した8月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が前月比0.9%上昇と市場予想(0.3%上昇)を上回った。主に自動車製造の急増で押し上げられた。
7月分は前回発表の0.3%低下から0.7%低下に下方修正された。
8月の前年同月比は0.2%上昇だった。
ブリーン・キャピタルのシニア経済アドバイザー、コンラッド・デクアドロス氏は「リセッション(景気後退)時に通常見られる製造業の弱さは、全く見られていない」と述べた。
8月の部門別では自動車・部品は9.8%上昇。7月は8.9%低下だった。
耐久財製造業生産は2.1%上昇。7月は1.5%低下だった。
自動車のほか、一次金属、電気機器、家電・部品、航空宇宙・その他輸送機器が上昇したものの、耐久消費財生産は0.9%低下した。
非耐久財製造業生産は0.2%低下。
鉱業生産は0.8%上昇と、前月の0.4%低下から回復した。
公益事業は横ばい。前月は3.0%低下だった。
鉱工業生産全体は0.8%上昇。7月は0.9%低下していた。
産業部門全体の設備稼働率は78.0%と、前月の77.4%から上昇し、1972年から2023年の平均を1.7%ポイント下回った。
製造業の設備稼働率は77.2%に上昇。前月は76.7%だった。長期平均を1.1%ポイント下回った。
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