インド貿易赤字、9月は予想下回る 金輸入が大幅減少

Shivangi Acharya

[ニューデリー １６日 ロイター] - インド政府が１６日発表した９月の貿易収支は２０７億８０００万ドルの赤字となり、ロイターがまとめたエコノミスト予想の２５０億ドルを下回った。金輸入が大幅減少したことが縮小につながった。

８月には赤字幅が１０カ月ぶり高水準の２９６億５０００万ドルに拡大していた。

９月の輸出は３４５億８０００万ドルと８月の３４７億１０００万ドルから減少、輸入は５５３億６０００万ドルと同６４３億６０００万ドルから減少した。

金の輸入は４３億９０００万ドルと、前月の１００億６０００万ドルから大きく減少した。

商工省高官は匿名で「先月の金輸入は一過性で、祝祭や有利な価格を見込んだ在庫積み増しのための大量購入が要因だった」と述べた。

９月のサービス輸出は推定３０６億１０００万ドル、輸入は１６３億２０００万ドルだった。８月はそれぞれ３０６億９０００万ドルと１５７億ドルだった。