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スペースXの宇宙船、打ち上げ後に空中分解 航空機運航に影響

ロイター / 2025年1月17日 15時30分

 実業家イーロン・マスク氏が率いる米宇宙企業スペースXは16日、テキサス州で大型宇宙船「スターシップ」の打ち上げ実験を行った。写真は16日、テキサス州ブラウンズビル近郊のサウスパドレ島で撮影(2025年 ロイター/Gabriel V. Cardenas)

Joey Roulette

[ワシントン 16日 ロイター] - 実業家イーロン・マスク氏が率いる米宇宙企業スペースXは16日、テキサス州で大型宇宙船「スターシップ」の打ち上げ実験を行った。スターシップは打ち上げから数分後に空中分解し、実験は失敗。落下する破片を回避するため、航空機の運航に影響が出た。

スターシップは打ち上げから8分後に通信が途絶えた。

ロイターが撮影したビデオでは、ハイチの首都ポルトープランス上空をオレンジ色の光の玉が煙の跡を残しながら横切る様子が映っている。

スペースXのコミュニケーションマネジャー、ダン・フート氏は「宇宙船との全ての通信が途絶えたが、これは基本的に上段ステージに異常があったことを示している」と述べた。

フライト追跡サイト「フライトレーダー24」によると、民間の数十便が他の空港に迂回したり、航路を変更したりした。

マスク氏は実験失敗の予備的な評価で、液体酸素燃料の内部漏れが圧力を高め、ロケットの破壊につながったことが示されていると述べた。

ロケットの推進装置「スーパーヘビー」は計画通り打ち上げから約7分後に発射台に戻った。

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