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動向注視しつつ、万全の対応していく=円安で林官房長官

ロイター / 2024年4月17日 16時41分

 4月17日午後、林芳正官房長官(写真)は会見で、最近の円安に関連して為替市場の動向を注視しつつ、万全の対応をしていくとの見解を示した。写真は昨年12月、都内で撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Kazuhiko Tamaki

[東京 17日 ロイター] - 林芳正官房長官は17日午後の会見で、最近の円安に関連して為替市場の動向を注視しつつ、万全の対応をしていくとの見解を示した。

この日の会見では、16日にワシントンで鈴木俊一財務相と韓国の崔相穆企画財政相が会談し、最近の自国通貨安に深刻な懸念を表明するとともに外国為替市場での過剰な変動を安定させる措置を講じる用意があると述べたことに対し、措置の具体的な方法について質問が出た。

これに対し、林官房長官は「為替政策については、具体的な見解を申し上げることは市場に不測の影響を及ぼすおそれがあることから差し控える」とした。

その上で「為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要であり、過度な変動は望ましくないと認識している」と指摘。「政府としては為替市場の動向をしっかりと注視しつつ、万全の対応を行っていきたいと考えている」と説明した。

17日の東京外為市場では午前の取引で一時、154.74円と34年ぶりのドル高・円安水準を記録したが、その後は介入警戒感もあって154円台での値動きが続いた。

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