新START延長、米ロの交渉はバイデン政権発足後か
ロイター / 2020年12月18日 14時33分
12月18日、米政府は17日、ロシアが来年2月に期限が切れる米ロ間の新戦略兵器削減条約(新START)の延長を呼び掛けたことに対し、ロシアが過去に拒絶した案を改めて提示した。写真はバイデン氏。デラウェア州 ウィルミントンで14日撮影(2020年 ロイター/Mike Segar)
[ワシントン/モスクワ 18日 ロイター] - 米政府は17日、ロシアが来年2月に期限が切れる米ロ間の新戦略兵器削減条約(新START)の延長を呼び掛けたことに対し、ロシアが過去に拒絶した案を改めて提示した。
トランプ政権下では新START延長を巡る協議が行われない可能性が高まった。
新STARTは、両国が最大5年間の延長で合意しない限り、来年2月5日に失効する。バイデン新政権は来年1月20日の発足後、直ちに対応を迫られる可能性がある。
新STARTが失効すれば、米ロ両国が戦略的核弾頭や、戦略的核弾頭を搭載するミサイル・潜水艦・爆撃機を無制限に配備できるようになるため、専門家は新たな軍拡競争につながると懸念している
ロシアのプーチン大統領は17日、「われわれには対話を継続する用意があるが、そのためにはパートナーの対応が必要だ」とツイッターに投稿。同日の年次記者会見では、米国が新たな軍拡競争を始めていると批判した。
これに対し、米国のビリングスリー大統領特使(軍縮問題担当)は、従来の米国案を改めて提示。ロシアは米国が厳格な検証措置を要求したとして、米国案を拒否していた。
米軍備管理協会のダリル・キンボール会長は、バイデン政権が発足するまで協議が行われないことはほぼ確実だと指摘。プーチン氏の投稿は「バイデン氏に向けられたもの」だとの認識を示した。
この記事に関連するニュース
-
ロシア「取引」で短期解決も=バイデン政権で侵攻長引く―米大統領選
時事通信 / 2024年7月22日 15時30分
-
アングル:米ロが中距離兵器を再配備、中国巻き込み軍拡競争複雑化
ロイター / 2024年7月20日 7時59分
-
ウクライナが核攻撃されれば米国はどう報復するか 通常兵器で直接攻撃も、ロシアの演習で高まる緊張
47NEWS / 2024年7月8日 10時30分
-
「アメリカの同盟国だから、中国は日本を攻撃しない」は甘い…ロシア・ウクライナ戦争でわかった「核抑止」の現実
プレジデントオンライン / 2024年7月4日 9時15分
-
中・短距離ミサイル「配備必要」 プーチン氏、自制方針を転換
共同通信 / 2024年6月29日 12時18分
ランキング
-
1仏女優バルドーさん、反捕鯨団体創設者の拘束で日本を批判 「彼を助けねばならない」
産経ニュース / 2024年7月23日 12時33分
-
2「トランプ氏は朝米関係に未練」と北朝鮮が論評 「親交誇示も肯定的変化なし」と主張
産経ニュース / 2024年7月23日 18時50分
-
3韓国IT「カカオ」創業者を逮捕 株価不正つり上げ疑い
共同通信 / 2024年7月23日 10時15分
-
4「過去数十年で最も重大な失敗」…米シークレットサービス長官、トランプ氏銃撃事件の責任認める
読売新聞 / 2024年7月23日 10時22分
-
5米大統領選で民主党ハリス氏の指名獲得ほぼ確実な情勢…重鎮ペロシ氏らも有力者も相次ぎ支持表明
読売新聞 / 2024年7月23日 11時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)