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習主席、中国経済切り離しへの反対表明 「一帯一路」を自賛

ロイター / 2023年10月18日 14時50分

中国の習近平国家主席は18日、北京で開いている巨大経済圏構想「一帯一路」フォーラムで、中国の「デカップリング(切り離し)」に反対すると述べ、中国経済への依存度を下げようとする米欧の取り組みを批判した。写真は10月18日、北京で撮影(2023年 ロイター/Edgar Su)

Laurie Chen Yew Lun Tian

[北京 18日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は18日、北京で開いている巨大経済圏構想「一帯一路」フォーラムで、中国の「デカップリング(切り離し)」に反対すると述べ、中国経済への依存度を下げようとする米欧の取り組みを批判した。

また、10年前に提唱した同構想を自賛し、「青写真が現実のプロジェクトになった」と述べた。

フォーラムには主に「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国から130カ国以上の代表が出席。ロシアのプーチン大統領ら複数の国家元首も含まれている。

習氏は人民大会堂に集まった1000人以上の代表を前に「われわれは一方的な制裁、経済的威圧、デカップリング、サプライチェーン(供給網)の混乱に反対する」と演説。米欧を念頭に「他国の発展を脅威と見なし、経済的相互依存をリスクと見なすならば、われわれの生活は良くならず、発展は速まらないだろう」と述べた。

このほか、「グリーンインフラ、エネルギー、交通における協力の深化」と「人工知能(AI)ガバナンスのためのグローバルイニシアチブの推進」を約束した。

一帯一路は当初、中国と西欧を結ぶことを目的としていたが、欧州連合(EU)の高官は欠席。EU圏から出席した首脳はハンガリーのオルバン首相のみとなっている。

習氏に続いてプーチン大統領も演説し、一帯一路を賞賛。東西間の貿易を深化させることができるとする「北方航路」への世界的な投資を呼び掛けた。プーチン氏が壇上に立つと、数人の欧州当局者が会場を後にした。

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