米FRB、必要以上の金融引き締め不要=シカゴ連銀総裁
ロイター / 2024年8月18日 13時49分
米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁(写真)は16日、米経済が過熱している兆候はないため、米連邦準備理事会(FRB)当局者は金融引き締め政策を必要以上に維持しないよう慎重に対応する必要があるとの見解を示した。2022年11月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
[16日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は16日、米経済が過熱している兆候はないため、米連邦準備理事会(FRB)当局者は金融引き締め政策を必要以上に維持しないよう慎重に対応する必要があるとの見解を示した。9月17日─18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに賛成するかどうかについては明言を避けた。
グールズビー氏はナショナル・パブリック・ラジオのインタビューで「必要以上に金融引き締めを続けるのは望ましくない」と指摘。金融引き締めを望むのは経済の過熱を懸念している場合とした上で、「私にとって、これは過熱した経済の姿ではない」と述べた。
同総裁は最近、失業率の上昇やクレジットカード延滞率の上昇など、経済が金融緩和を必要とする水準まで鈍化している兆候に留意する必要があるという見方を示している。16日の会合でも、失業率の上昇や中小企業の債務不履行(デフォルト)、クレジットカード延滞率の上昇など、米国経済に「黄色信号が点滅しているものがある」と指摘した。
さらに16日のCNNとのインタビューでは、インフレ率が低下し雇用市場が減速する中、2023年7月以降、政策金利を5.25─5.50%に据え置いていることに「懸念」があると述べた。
「この水準に設定したのは1年以上前だ。それに懸念がある。1年前、状況は非常に異なっていた」と指摘。「インフレ率は予想よりも好ましく推移している。労働市場は予想よりも少し早く冷え込んでいる。だから、われわれ全員が一歩下がってそのことについて考えるべきだと思う」と述べた。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1裏切られた気持ちでいっぱいです…月収25万円・65歳サラリーマン、毎年「ねんきん定期便」を必ずチェック、年金月19万円のはずが「初めての年金振込日」に知った衝撃事実に撃沈
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年1月15日 8時15分
-
2理想の体形や収入がいつまでも手に入らない理由 強い願いも「無意識」に打ち負かされてしまう
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時15分
-
3松屋が「本気のガチ中華」で投入した商品の"正体" 「中華一番」の作者も唸る「水煮牛肉」の実力
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時40分
-
4「馬上、枕上、厠上」がキャリア形成にも重要な理由 「1人になれる時間」は本来いくらでも存在する
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
-
5悪質なデータ復旧事業者「レスキュー商法」の手口 多発する「納得できない作業結果と費用請求」
東洋経済オンライン / 2025年1月15日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください