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統合なら日産の信用力にポジティブ、ホンダはネガティブ=S&P

ロイター / 2024年12月19日 8時10分

 12月18日、S&Pグローバル・レーティングは、ホンダと日産自動車の経営統合が実現した場合、信用力への影響は大きく、日産の信用力にはポジティブ、ホンダにはネガティブな影響をもたらすとの見解を示した。写真は日産本社ビルのロゴ。2018年12月、横浜で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 19日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは18日、ホンダと日産自動車の経営統合が実現した場合、信用力への影響は大きく、日産の信用力にはポジティブ、ホンダにはネガティブな影響をもたらすとの見解を示した。S&Pの長期発行体格付けはホンダが「A-」、日産は投機的水準に相当する「BB+」。

S&Pは日産の財務健全性はホンダに見劣りすると指摘。統合後の2025年3月期のグループ連結ベースの償却前営業利益率は6─7%になると試算し、ホンダ単体の予想(10%超)を押し下げるとみる。統合が実現した場合でも、シナジー効果が各社の信用力にプラスの影響を与えるには時間がかかるという。

格付けの面で、単純な加重平均を上回るプラス評価につなげるには、電動化やソフトウエア分野の共同開発に加えて、既存領域での合理化を早期に進め、収益性を向上させることが必要との見方を示した。

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