米下院委員会、バイデン氏弾劾訴追へ調査 28日に公聴会

９月１９日、 米下院の監視・説明責任委員会は、バイデン大統領（写真）の弾劾訴追に向けて調査する初の公聴会を２８日に開くことを決定した。ホワイトハウスで１７日撮影（２０２３年　ロイター/Evelyn Hockstein）

Moira Warburton

[ワシントン １９日 ロイター] - 米下院の監視・説明責任委員会は１９日、バイデン大統領の弾劾訴追に向けて調査する初の公聴会を２８日に開くことを決定した。

共和党のジェームズ・コーマー議員が委員長を務める同委員会は、公聴会で憲法および法律上の疑問点を探り、大統領の次男ハンター・バイデン氏と弟ジェームズ・バイデン氏の個人およびビジネス上の銀行取引記録などを召喚すると説明した。

共和党はバイデン氏が副大統領を務めていた２００９─１７年の間に、ハンター氏のビジネス取引から不当に利益を得ていたと主張しているが、具体的な証拠は示していない。バイデン氏は不正行為を否定している。

共和党のマッカーシー下院議長は１２日、バイデン氏の弾劾訴追に向けた調査を指示。共和党の右派議員からは、弾劾訴追を進めなければマッカーシー氏の議長解任を目指すという声も上がり、同氏への圧力が強まっていた。