過度に長期の引き締め、雇用に打撃へ＝米シカゴ連銀総裁

　米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は８月１８日、米国の信用状況はタイトで、さらにタイトになりつつあるとし、米連邦準備理事会（ＦＲＢ、写真）が９月に金利を引き下げるかどうかは定かでないが、利下げしなければ雇用市場に打撃を与える可能性があるとの見方を示した。２０２２年６月、ワシントンで撮影（２０２４年　ロイター/Sarah Silbiger）

[１８日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は１８日、米国の信用状況はタイトで、さらにタイトになりつつあるとし、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が９月に金利を引き下げるかどうかは定かでないが、利下げしなければ雇用市場に打撃を与える可能性があるとの見方を示した。

ＣＢＳのインタビューで「金利を高く設定し、インフレ率が低下する間それを維持すれば、実際には引き締めていることになる」と指摘。

経済データは前向きなものと、より懸念される指標が混在しているが、「過度な引き締めをあまりに長く続ければ、ＦＲＢの責務のうち雇用面で問題が生じることになる」と述べた。