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デンマークのババリアン・ノルディック、エムポックスワクチン増産へ

ロイター / 2024年8月19日 11時8分

デンマークのバイオ医薬品会社ババリアン・ノルディックは17日、エムポックス(サル痘)ワクチンを増産し、公正なアクセスを確保するために国際保健機関と協力すると発表した。写真は2022年5月、ミュンヘン近郊で撮影(2024年 ロイター/Lukas Barth)

[17日 ロイター] - デンマークのバイオ医薬品会社ババリアン・ノルディックは17日、エムポックス(サル痘)ワクチンを増産し、公正なアクセスを確保するために国際保健機関と協力すると発表した。世界保健機関(WHO)が14日、エムポックスの感染が拡大していることから「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言したことを受けての措置。

エムポックスワクチンを手がける数少ない製薬会社である同社は、アフリカ疾病対策センター(アフリカCDC)に対し、2025年末までにワクチン1000万回分の製造が可能で、年内に最大200万回分を供給できると通知した。

同社は生産ネットワークをアフリカにも拡大するとともに、アフリカCDCおよびWHOと協力し、ワクチンを全ての国で利用できるようにする用意があると述べた。

エムポックスは「クレード1」とその亜系統「クレード1b」の症例がアフリカのコンゴ(旧ザイール)と近隣諸国で急増。23年1月に現在の流行が始まって以来、2万7000人が感染し、1100人以上が死亡している。

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