日経平均は反落、円高で一時700円超安 上昇の反動も
ロイター / 2024年8月19日 15時37分
8月19日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比674円05銭安の3万7388円62銭と、6営業日ぶりに反落して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
Hiroko Hamada
[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比674円05銭安の3万7388円62銭と、6営業日ぶりに反落して取引を終えた。為替市場での円高進行を嫌気し、一時下げ幅は700円を超えた。前週末まで5連騰しており、上昇の反動も出た。
日経平均は前営業日比198円安と軟調にスタート、その後、300円超安となった。売りが一服すると次第に下げ幅を縮小し、小幅高に転じる場面もあった。後場に入ると為替の円高進行を受けて、再び売りが強まった。朝方147円台で推移していたドルが145円台半ばまで下落すると、732円安の3万7330円63銭まで値を消した。
いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は、「8月初旬にみられた株価の急落の要因として、円キャリートレードの巻き戻しも挙げられるため、引き続き(日本株は)為替動向に左右されやすい地合いが続くのではないか」とみている。
一方、企業業績やマクロ指標の底堅さから日本経済のファンダメンタルズは悪くないとして、「日経平均がずるずると下落する可能性は低いのではないか」(及川氏)という。
TOPIXは1.4%安の2641.14ポイントで取引を終了。プライム市場指数は1.4%安の1359.35ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆1613億5400万円だった。東証33業種では、小売、海運以外の31業種が値下がり。鉱業、機械、輸送用機器などの下落が目立った。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.48%高の612.03ポイントと、続伸した。
個別では、セブン&アイ・ホールディングスが後場急伸し、ストップ高水準で取引を終えた。日本経済新聞電子版が19日、同社がカナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたことが分かったと報じ、手掛かりとなった。
その他、エムスリー、ニトリホールディングスも堅調。
一方、ハイテク株は軟調で、東京エレクトロンが3%超安、アドバンテスト、ソフトバンクグループが2%安だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり252銘柄(15%)に対し、値下がりが1373銘柄(83%)、変わらずが21銘柄(1%)だった。
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