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NY外為市場=ドル7カ月ぶり安値、円急騰 FRB議長発言待ち

ロイター / 2024年8月20日 6時10分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが7カ月ぶり安値に下落する一方、円は1週間超ぶり高値を付けた。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが7カ月ぶり安値に下落する一方、円は1週間超ぶり高値を付けた。トレーダーらは、23日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長発言に注目している。    

パウエル氏の発言の主な焦点は、FRBが25ベーシスポイント(bp)または50bpの利下げを行う可能性を示唆するかどうかだ。先週発表されたデータが米経済の好調さを示したため、FRBが利下げ幅を拡大する可能性は低下している。

マネーコープで北米のストラクチャリング責任者を務めるユージン・エプスタイン氏は「まだ9月利下げを正当化できる段階にあると思う」としながらも、「相対的に見れば、利下げサイクルを開始する最後の中銀の一つでありながら、すぐに50bpの利下げを行い、その後は会合ごとに利下げを行うというのは、やや行き過ぎだろう」と語った。

CMEグループのフェドウオッチによると、市場は50bp利下げの可能性を23%とみており、これは1週間前の50%から低下している。25bp利下げの可能性は77%。2025年末までに約210bpの利下げが見込まれている。

ドル指数は前日比0.56%安の101.89。一時、1月2日以来の安値101.85を付けた。

ユーロは0.47%高の1.108ドル。一時、昨年12月28日以来の高値1.1085ドルを付けた。

ドル/円は0.62%安の146.66円。一時、8月7日以来の安値となる145.20円を付ける場面があった。

円は、日米金利差が縮小し続けるとの楽観的な見方と、ドル/円キャリートレード解消が続いていることで上昇した。

豪ドルは0.95%上昇の0.6729米ドル。一時、7月18日以来の高値0.6732米ドルに達する場面があった。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.44%下落して5万9034ドルとなった。

ドル/円 NY終値 146.57/146.62

始値 146.35

高値 146.71

安値 145.94

ユーロ/ドル NY終値 1.1085/1.1086

始値 1.1036

高値 1.1086

安値 1.1031

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