米GDP、第3四半期確報値は+3.1% 改定値から上方改定
ロイター / 2024年12月20日 4時55分
米商務省が19日に発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比3.1%増と、改定値の2.8%から上方改定された。2022年8月撮影(2024年 ロイター/Sarah Silbiger)
Lucia Mutikani
[ワシントン 19日 ロイター] - 米商務省が19日に発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比3.1%増と、改定値の2.8%から上方改定された。堅調な個人消費にけん引され、米経済が第3・四半期に従来予想を上回る成長を遂げたことを確認した。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は改定値から変わらずの2.8%増だった。
第2・四半期のGDP伸び率は3.0%で、連邦準備理事会(FRB)がインフレを伴わない成長率と見なす1.8%を大きく上回るペースで拡大している。
経済の3分の2以上を占める個人消費の伸びは3.7%と、改定値の3.5%から上方改定された。
オックスフォード・エコノミクスの主任エコノミスト、ライアン・スウィート氏は消費者の二極化を指摘。「高所得世帯が労働市場の逼迫や住宅価格の上昇、株式市場の恩恵を受ける一方、低所得世帯は依然として経済的圧力にさらされている。残念ながら、過去のインフレショックに適応するには時間がかかるため、この状況は来年も変わらないだろう」とした。
貿易、在庫、政府支出を除いた国内民間需要は3.4%増。改定値は3.2%増だった。第2・四半期は2.7%増。
在庫評価・資本減耗調整を除く税引き後利益は前年比で0.4%(150億ドル)減少した。
経済活動を所得面から測る国内総所得(GDI)の伸びは、第3・四半期は2.1%と、従来の2.2%から下方改定された。改定により、GDIとGDPの差は大幅に縮小した。
経済活動を判断する上でより良い指標とされるGDPとGDIの平均は、第3・四半期は2.6%増と、改定値の2.5%増から上方改定された。
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