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強豪・青森西高バレー部で暴力、女子部員が膝蹴りされるなどしてけが

読売新聞 / 2024年6月14日 17時15分

 全国大会常連の強豪・県立青森西高校バレーボール部で昨年10月、当時1年生の女子部員が同学年の女子部員に暴力を振るい、けがを負わせていたことがわかった。同校はこの生徒を停学処分とした一方、厳正な指導をしたとして、バレー部は直後に開かれた全日本高校選手権(春の高校バレー)の県代表決定戦と、全国大会に出場していた。

 関係者によると、この部員は昨年10月上旬、放課後の練習が終わった後の部室で、相手部員の髪をつかみ、肩や耳などを殴った。

 読売新聞が入手した動画には、この部員が叫びながら相手部員の腰に膝蹴りをし、右拳で背中を2度殴る様子が映されている。殴られた部員は腕などに軽いけがをした。

 同校は10月中旬、暴力を振るった生徒を無期限の停学処分とし、バレー部での活動も禁止した。

 直後の10月下旬に行われた春の高校バレー県代表決定戦で、同校は7大会連続20回目の優勝を果たし、今年1月に都内で開催された全国大会にも出場した。暴力を振るった部員の部への復帰は2月で、「暴言を吐かない、暴力を振るわない」ことを条件にしたという。

 同校によると、停学処分は県教育委員会に報告した。全国高体連に対しては、指導者や教諭による暴力は報告するが、今回は生徒間の暴力であり学校側の判断に委ねられているとして報告はしていないという。県バレーボール協会にも伝えていなかった。県高体連の事務局は同校が担っている。

 暴力行為があった直後の春の高校バレー県代表決定戦の出場について、青森西高の担当者は読売新聞の取材に「暴力行為は厳正に指導した。暴力行為があったからといって、試合に出られないものではない」としている。

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