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共にキャスター出身、小池百合子氏と蓮舫氏が早くも火花…党代表として相まみえた因縁も

読売新聞 / 2024年6月18日 0時0分

 7月7日投開票の東京都知事選の告示を20日に控え、現職の小池百合子知事(71)と立憲民主党の蓮舫参院議員(56)が早くも火花を散らしている。キャスターを経て政界入りし、発信力を武器に政治キャリアを積み上げてきた2人。2017年都議選では党代表として相まみえた因縁もあり、今回も激しい戦いが予想される。

 「(都民が)困るんじゃないですかね」。小池氏は14日の定例記者会見で、蓮舫氏が「小池都政をリセットする」と訴えたことへの所感を問われ、あきれたような表情を見せた。

 18歳以下への月5000円給付事業など、都民に歓迎されている小池都政の施策は少なくない。小池氏は、蓮舫氏が「反自民」を掲げたことにも、「国政を持ち込むと、都民は戸惑うのでは」とけん制した。

 報道番組のキャスターだった小池氏は1992年、日本新党から参院議員に初当選した。新進党などを経て自民党に入ると、環境相や防衛相を歴任。女性で初めて党総裁選に出馬した。メディア戦略にたけ、環境相時代に提唱した「クールビズ」はすっかり定着した。

 蓮舫氏も民放キャスター出身だ。2004年に参院東京選挙区に民主党(当時)から出馬し初当選。民主政権時代、事業仕分けで 舌鋒 ぜっぽう鋭く相手に迫るスタイルで注目され、1期目で行政刷新相に抜てきされた。

 2人は党を率いるリーダーとして対決したことがある。

 16年に民進党(当時)代表となった蓮舫氏は、その1か月半前の都知事選で初当選した小池氏を「古い政治と戦っている」と持ち上げ、翌17年夏の都議選に向けた連携を呼びかけた。

 だが、小池氏から「そっくり(連携する)とは全く考えていない」と袖にされる。党勢の衰えもあって立候補予定者の離党ドミノが起き、小池氏率いる地域政党・都民ファーストの会に流れ、選挙戦で惨敗。蓮舫氏は代表を辞任した。

 あれから7年。今月16日の街頭演説後、記者団に成長ぶりを問われた蓮舫氏は「都のトップに立つにふさわしいスキルを育ててきた」と自信をのぞかせた。小池氏は14日の会見で蓮舫氏にない強みを問われ、「時代が求めることを先取りし、大義と共感で物事を進める発想力、実行力だ」と胸を張った。

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