陸上女子１００メートル障害…共愛学園・横山が悲願の全国制覇、大学でも「さらに高みを」

陸上女子１００メートル障害で優勝した共愛学園の横山選手

　全国高校総体（インターハイ＝読売新聞社共催）は１日、新たにレスリングとバレーボール男子が始まり、福岡、佐賀、長崎、大分の４県で７競技が行われた。陸上競技女子１００メートル障害で、共愛学園（群馬）の横山涼葉選手が優勝した。

　まっすぐに並んだハードルを次々と軽やかに越え、最後の１台をクリアすると、前を行く者はおらず、そのままゴールを駆け抜けた。悲願の全国制覇に思わず大きな声が出た。

　ハードルを跳び越える爽快感に魅せられ、中学１年の秋から専念するようになった。身長１メートル７０の長身を生かした大きなストライドと前半の加速を武器に、次第に頭角を現した。

　準決勝は１３秒４６でトップ通過して群馬県の高校記録の１３秒７２を更新。「暑さはあったがいつもより体が軽かった」と好調を実感。決勝ではさらに０・０４秒縮める１３秒４２で圧巻のレースだった。

　大学でも競技を続ける予定で「さらにタイムを縮めて高みを目指したい」と語った。