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雨中の熱投、菅野「全く動じず」敵地で無傷の9連勝「最初の頃はのみ込まれそうになった時もあったけど…」

読売新聞 / 2024年9月2日 6時0分

 巨人3-1阪神(セ・リーグ=1日)――巨人は四回、大城卓の適時打で追いつき、七回に門脇の適時打で勝ち越した。菅野がリーグトップの13勝目。阪神は相手を上回る7安打を放ったが、決定打が出ず。

 巨人が追いついた直後に迎えた四回一死一塁の守備で、阪神ファンのため息が一転、異様な盛り上がりに変わった。前川の一ゴロで併殺プレーを狙った遊撃手・門脇の送球が、大きく右へそれてしまう。二死二塁となり、マウンドには菅野。打席に梅野が入った。

 初球でストライクを取り、3球目のスライダーであっさりと中飛に仕留め、引きつった顔でベンチへ走る門脇に声をかけた。「大丈夫だ」。門脇の失策が絡んで先制された一回も、最少失点にとどめていた。門脇の勝ち越し打で決めた逆転勝ちは、7回7安打1失点の粘りが生んだ。

 これで今季は、ビジターで無傷の9連勝。確立したコンディショニングに加え、百戦錬磨の経験が支えだ。雨の中、甲子園の独特な雰囲気にものまれず、「最初の頃はのみ込まれそうになった時もあったけど、もうね、12年間も戦ってるわけですから。全く動じないです」と言い切った。

 残り24試合のうち半数を占める敵地で、チームはここまで31勝24敗4分けと勝ち越している。ただ、広島との直接対決6試合は全て分が悪いマツダスタジアムだ。菅野も「優勝争いをしている身からすると、やっぱりビジターの成績というのはすごく大事になってくる」と心得ている。

 阿部監督が計画する中4日での起用には、「僕としては望むところ。ここで奮起できない選手に本当の強さはないと思うし、しっかり先頭に立って結果で示していければ」。リーグトップの13勝。しかも敵地で無敗となれば、これほど頼もしい投手はいない。(福井浩介)

巨人・阿部監督「大きな一勝。(菅野は)グラウンド状況が悪くなってからも素晴らしいピッチングだった。目先の一試合を大事に、全力で立ち向かっていきたい」

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