女子中高生３人を連れ込みオーバードーズ、女子高生１人が死亡…２６歳を未成年者誘拐容疑で逮捕

大阪府警本部

　女子中高生３人を自宅に連れ込んだとして、大阪府警は５日、東大阪市の無職の男（２６）を未成年者誘拐容疑で逮捕したと発表した。うち高校生１人が容疑者宅で心肺停止の状態で見つかり、その後に死亡。府警は、４人が市販薬を過剰摂取（オーバードーズ）したとみて詳しい経緯を調べる。

　発表では、男は２日頃、未成年と知りながら、いずれも１０歳代の女子高校生２人と女子中学生１人を自宅に連れ込み、誘拐した疑い。逮捕は４日付。調べに「家に呼んだが、親の承諾をもらっていると思った」と容疑を一部否認しているという。

　府警によると、男は２日夜に自宅で３人と市販薬を過剰摂取したと説明。３日午後、高校生の体が冷たくなっているのに中学生が気付き、１１９番した。高校生は搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は急性薬物中毒とみられる。

　男は高校生と交際関係にあったといい、「高校生はせき止め薬を３０～４０錠飲んだ」とも説明。自宅からは空になったせき止め薬約８０錠分の包装シートが見つかった。