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過労死ライン超え教職員「ゼロ」目標、福島県の全校種で達成できず…多忙化の解消「進んだと思わない」

読売新聞 / 2024年10月1日 17時23分

 福島県教育委員会は、今年度の教職員の勤務実態についての調査で、時間外勤務が「過労死ライン」とされる月80時間を超える教職員の割合を0%にする目標を全ての校種で達成できなかったと発表した。

 調査は6~7月に実施。市町村立の小中学校や義務教育学校、県立の中高や特別支援学校の教職員計5236人から回答を得た。

 時間外勤務が月80時間を超えた教職員の割合は中学校が27・9%で最多。高校が13・8%、小学校が8・6%、特別支援学校が3・1%と続いた。多忙化の解消が進んだかを尋ねたところ、「あまり思わない」「思わない」が高校で計71・4%、中学校で65・0%、小学校で58・4%、特別支援学校が52・3%と、いずれも過半数となった。

 県教委は長時間勤務の改善に向けた行動計画(2021~23年度)で、1か月あたりの時間外勤務80時間超の教職員をゼロにする目標を掲げていた。

 佐藤敏行・職員課長は、1日あたりの学校内での勤務時間は減少傾向にあるなどとして「改善の取り組みの一定の効果は出ている」と説明。調査結果を現行の行動計画に反映させるなど「さらに踏み込んで取り組んでいきたい」とした。

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