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イラン革命防衛隊、イスラエルへのミサイル「90%命中」と主張…空軍基地など標的と発表

読売新聞 / 2024年10月2日 5時40分

エルサレムの上空を飛ぶイランからとみられる無人機(1日午後8時頃)=福島利之撮影

 イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は1日、イスラエルにミサイルを発射後、新たな声明を出し、空軍基地やレーダー基地のほか、中東の親イラン勢力「抵抗の枢軸」の指導者殺害計画に使用された施設を標的にしたと発表し、「90%が命中した」と主張した。

 イスラエル紙「タイムズ・オブ・イスラエル」によると、イスラエル軍は約180発のミサイルのうち、大半は迎撃したとしている。米海軍も迎撃に参加したと報じた。

 新たな声明では、標的となった施設がイスラム主義組織の最高幹部イスマイル・ハニヤ氏や、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ指導者のハッサン・ナスララ師の殺害計画に使われたと指摘した。「抵抗の枢軸」の複数の司令官の暗殺計画にも使用されたとしている。

 声明では、攻撃の作戦名が、今年4月に初めてイスラエルを攻撃した際の「真の約束」に続く「真の約束2」と明らかにした。

 また、イラン国営テレビは、今回の攻撃に、革命防衛隊が昨年6月に公表した「極超音速ミサイル」が初めて使われたと伝えた。公表時、革命防衛隊は、このミサイルは速度がマッハ13~15で、射程は1400キロ・メートルと主張している。

     ◇

 エルサレム新市街にあるホテルのシェルターには1日、警報を受け、宿泊客や近隣の店の従業員、通行人らが駆け込んだ。電話やSNSで連絡を取り合う人、スマートホンの画面を盛んにスクロールし、警報情報を食い入るように見つめる人、水や食料の備蓄はあるのかと従業員に詰め寄る人などで張り詰めた空気が漂った。ゴーンという迎撃音が聞こえるたび、ざわついた。

 3日から始まるユダヤ暦の新年祭を親戚と祝うため、オーストラリアから訪問中の女性(52)は、「ユダヤ教徒にとって特別な日だというのに。明日はバスも運行しないかもしれない」と顔をしかめた。(テヘラン支局 吉形祐司、エルサレム 笹子美奈子)

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