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中国「革命の聖地」の国旗掲揚式でトラブル、国歌演奏の音が途絶える…痛恨の国慶節に

読売新聞 / 2024年10月2日 14時55分

中国江西省南昌市で1日行われた国旗掲揚式。国歌の演奏が止まり、国旗も途中で止まった(山下福太郎撮影)

 【南昌(中国江西省)=山下福太郎】中国が建国75年を迎えた1日、南部・江西省南昌で行われた国旗掲揚式の最中に国歌の演奏が途中で停止するトラブルがあった。南昌は中国軍が当地で蜂起した歴史から「革命の聖地」と呼ばれるだけに、共産党政権や軍にとって痛恨の国慶節となった。

 掲揚式は1日午前6時半に始まり、会場の「八一広場」は数万人の見物客でごった返した。人民解放軍の儀仗隊約80人が国旗を先頭に一糸乱れぬ行進で入場した後、国歌の演奏とともに国旗がポールを上がり始めた。だが、四十数秒間の国歌が終盤のさび部分にさしかかったところで突然、スピーカーの音が途絶えた。

 会場での説明はなく、地元政府なども事実関係を含めて公式発表を行っていないとみられる。本紙記者が現場の音響担当者に尋ねたところ、「質問には答えられない」と強い口調で回答を拒否された。

 掲揚式の模様は地元メディアが報道したが、いずれも国歌のトラブルには触れていない。共産党江西省委員会傘下のテレビ局は自社サイトで、国歌が止まった場面をカットして国旗が無事に掲揚されたかのように演出する動画を流した。

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