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第76回正倉院展、26日開幕…奈良国立博物館館長「華やかな天平文化の美の世界を堪能してほしい」

読売新聞 / 2024年10月25日 21時5分

聖武天皇ゆかりの紫地鳳形錦御軾に見入る招待客ら(25日午後、奈良市の奈良国立博物館で)=吉野拓也撮影

 奈良・正倉院に伝わる宝物を公開する「第76回正倉院展」(主催・奈良国立博物館、特別協力・読売新聞社)の開会式が25日、奈良市の奈良国立博物館であった。約1500人の招待客が訪れ、天平の息吹を伝える57件の宝物に見入った。一般公開は26日~11月11日(会期中無休)。

 聖武天皇ゆかりの肘置き「紫地鳳形錦御軾むらさきじおおとりがたにしきのおんしょく」は、翼を広げた鳳凰ほうおうがデザインされ、格調の高さが感じられる。中国・唐製とされる鏡「花鳥背円鏡かちょうはいのえんきょう」は、背面に施した雲や鳥の文様が目を引く。開会式では、井上洋一館長が「華やかな天平文化の美の世界を堪能してほしい」とあいさつした。

 事前予約が必要な日時指定入場制で、観覧券はローソンチケットなどで販売している。

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