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「QR決済で返金は詐欺疑って」…通販サイトの詐欺被害1億5000万円、警視庁が注意呼びかけ

読売新聞 / 2024年10月29日 12時38分

警視庁

 通販サイトに架空の商品を出品し、購入した客に返金手続きを装って決済アプリ「ペイペイ」などを操作させて送金させる「返金詐欺」が相次いでいる。東京都内では今年、10~70歳代の男女138人が約1億5000万円をだまし取られており、警視庁が注意を呼びかけている。

 発表によると、都内の40歳代女性は5月、通販サイトで「アイドルとの交流チケット」を約1万5000円で購入した。だが、商品は届かず、業者から「欠品のおわび」と題するメールが送られてきた。「返金する」との内容で、LINEの連絡先が記されていた。

 女性がLINEで連絡すると、業者は「ペイペイで支払う」と返信。女性が送られてきたQRコードを読み込むと、ペイペイの送金画面に移行され、「返金手続きに使う」と言われた「認証コード」を入力したところ、業者に約25万円を送金してしまったという。

 その後、女性は「送金エラーがあった」などと言われてネットバンキングの操作も指示され、総額で約1000万円を詐取された。

 都内では昨年5月以降、衣類や書籍、楽器などの商品を通販サイトで購入した男女約180人が同様の被害に遭っているという。

 国民生活センターによると、悪質業者には、〈1〉日本語が不自然〈2〉希少な商品の販売をうたう〈3〉代金振込先の口座が個人名義――などの特徴がある。警視庁幹部は、「QR決済で返金すると言われたら、詐欺を疑ってほしい」と話している。

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