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ヤンキースのボルピが逆転「グランドスラム」、昨シーズンは21本塁打で攻守に期待の23歳

読売新聞 / 2024年10月30日 10時50分

満塁本塁打を打ち、ベンチで祝福されるボルピ=AP

 米大リーグのワールドシリーズは29日(日本時間30日)、ニューヨークでヤンキース(ア・リーグ)-ドジャース(ナ・リーグ)の第4戦が行われ、1-2でリードされていたヤンキースが三回、ボルピの満塁本塁打で逆転。3連敗で崖っぷちに立たされているヤンキースに待望の一打が飛び出した。

 この回、一死からジャッジへの死球を足掛かりに二死満塁として7番のボルピに打順が回った。「ブルペンデー」でこの回から登板したドジャースの2番手ハドソンの初球のスライダーを、左翼スタンドに運ぶ「グランドスラム」となった。

 ボルピは2019年のドラフト1巡目指名でヤンキースに入団した23歳。1メートル75の内野手で、メジャーデビューの昨年は遊撃手としてゴールドグラブ賞を受賞した。打撃でも昨年は21本塁打を打ち、パワーもある。今季レギュラーシーズンは12本塁打、打率2割4分3厘で、ポストシーズンでは初本塁打となった。

 ヤンキースは主砲のジャッジが今シリーズ3戦で12打数1安打と極度の不振で、チームも3連敗していたが、若い選手の大一番での一発はチームを活気づけた。(デジタル編集部)

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