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鹿児島・日置5人殺害の控訴審初公判、1審とは別の医師に証人尋問

読売新聞 / 2024年10月30日 12時40分

福岡高裁宮崎支部

 鹿児島県日置市で2018年、親族ら5人を殺害したなどとして、殺人と死体遺棄の罪に問われ、1審・鹿児島地裁で死刑判決を受けた無職岩倉知広被告(45)の控訴審第1回公判が30日、福岡高裁宮崎支部(平島正道裁判長)であった。1審で精神鑑定した医師とは別の医師に対する証人尋問が始まった。

 1審判決によると、岩倉被告は18年3月31日~4月1日、同市の祖母宅で、祖母(当時89歳)や父(同68歳)の首を絞めて殺害し、遺体を山林に遺棄。同6日には、安否確認に訪れた伯母(同69歳)やその姉(同72歳)、知人の男性(同47歳)の首を絞めて殺害した。

 1審の主な争点は、刑事責任能力の程度だった。被告の精神鑑定を行った鑑定医2人は、事件への影響について「妄想性障害の程度は軽微」、「深刻な妄想性障害」と見解が分かれた。判決は、「妄想性障害の程度は軽微」とした鑑定を信用できると判断し、完全責任能力を認めた。

 この日の証人尋問で医師は、被告には妄想があるとしたうえで、「(それぞれの)殺人は相手によって(妄想の)影響に差があり、妄想か自分の意思かを明確に区別するのは難しい」と述べた。

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