北朝鮮ミサイル、過去最長・最高高度で飛行し日本のEEZ外に落下と推定…林官房長官「断じて容認できない」
読売新聞 / 2024年10月31日 11時19分
防衛省は31日午前、北朝鮮が午前7時11分頃、
飛行距離は約1000キロ・メートルで、北海道・奥尻島の西約200キロ・メートルの日本海で、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定される。航空機や船舶への被害は現時点で確認されていない。
朝鮮中央通信は、北朝鮮のミサイル総局が31日朝、ICBMの発射実験を行い、「戦略的抑止力の現代性と信頼性を誇示した」と伝えた。同通信によると、実験には
ミサイルは、高角度の「ロフテッド軌道」で発射された可能性がある。韓国軍合同参謀本部は31日の記者会見で、固体燃料式の新型ICBMの可能性があるとの分析を明らかにした。これまでの飛行時間は昨年7月12日に発射されたICBM級の約74分間、最高高度は同日や同年12月18日などの6000キロ・メートル超が、それぞれ最長と最高だった。
防衛省によると、北朝鮮による弾道ミサイルの発射は9月18日以来で今年12回目。ICBM級の発射は、昨年12月18日以来となる。
林官房長官は記者会見で、「我が国や国際社会の平和と安全を脅かすもので、断じて容認できない」と非難した。日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。政府は国家安全保障会議(NSC)4大臣会合を首相官邸で開いて対応を協議した。
北朝鮮がこのタイミングでミサイルを発射したのは、11月5日に大統領選の投開票を控える米国に対し、核ミサイル開発の進展を誇示し、けん制する狙いがあったとみられる。
米国の国家安全保障会議は発射後の声明でミサイルはICBMだと断定し、「北朝鮮の発射実験を強く非難する」と強調した。そのうえで、発射が複数の国連安全保障理事会決議に違反していると指摘し、「緊張を高め、地域の安全保障情勢を不安定化させる危険性がある」と批判した。
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