レプリコンワクチン批判書で「同じように考えていた社員は複数」出版社が反論 存在せぬ「チームK」正当化
J-CASTニュース / 2024年12月25日 16時30分
方丈社『私たちは売りたくない!』書籍紹介ページより
明治ホールディングス傘下の製薬会社「Meiji Seika ファルマ」の社員を名乗る著者による「レプリコンワクチン」をめぐる書籍を発行し、Meiji Seika ファルマからの反論を受けていた出版社の「方丈社」が2024年12月24日、反論の声明を発表した。
Meiji Seika ファルマ「『チームK』も実在しない」
レプリコンワクチンについては、世界で初めて同社の製品が厚労省で承認され、10月1日から高齢者などを対象に定期接種が始まった。
レプリコンワクチンをめぐっては日本看護倫理学会が8月に安全性を懸念する緊急声明を発表するなど、一部から反対の声が上がり、Meiji Seika ファルマはこれまでも「事実誤認および科学的知見に基づかない問題提起」などと反論を行ってきた。
Meiji Seika ファルマは12月19日、方丈社が9月18日に出版した書籍『私たちは売りたくない! "危ないワクチン"販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭』について、社内調査の結果を公開するとともに反論を行った。
同書の著者は「チームK」名義で、方丈社公式の説明によると、同僚の突然の死をきっかけに結成された「有志数名のチーム」であり、「『今後新たなワクチン薬害を広めないように』と、本書の執筆開始を決意した」としていた。
Meiji Seika ファルマは調査の結果について、「同書籍の執筆に関与した当社関係者は当該社員以外に存在せず、『チームK』も実在しないことが明らかとなりました」としていた。
「亡くなられた社員のご遺族からも『著者が特定されないよう協力したい』」
方丈社は24日、公式サイトに「お知らせ」と題した文書を公開し、Meiji Seika ファルマのニュースリリースへの見解を示した。
ペンネームを『チームK』とした理由について、著者は同僚の突然死をきっかけに「同様の悲劇が再び起きてはならないと考えた」といい、「同じように考えていた社員は著者以外にも複数おり、これがペンネームの由来の一つでもあります」と説明した。
その上で、「このペンネーム使用は、現役社員である同社員が特定されることによって被りうる不利益を回避する手段になると考えられます」とも主張。「ペンネームを『チームK』としたことで本書の価値が減じられるものではなく、筆者の属性によって内容が客観的事実に反することになるわけでもありません」とした。
「『チームK』の『K』は、故人のイニシャルから取ったものですが、亡くなられた社員のご遺族からも『著者が特定されないよう協力したい』とのお気持ちをいただき、『チーム』と冠することについても了解いただいておりました」ともしている。
著者が書籍を執筆した理由について「著者には、自らが属するMeiji Seika ファルマ株式会社の名を貶めようという気持ちは一切ありません」と断りを入れ、「むしろ会社のこれまでの歴史と伝統に誇りを持っており、むしろ今回のレプリコンワクチンが、自社に想定外の影響を与えてしまうのではないかと危惧して本書を執筆したものであることを、著者に成り代わって申し添えます」とした。
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