日本海側中心に午後も「警報級の大雪」恐れ…新幹線・高速道など各地で交通に乱れ
読売新聞 / 2025年1月10日 12時26分
強い冬型の気圧配置の影響で、10日午前も日本海側を中心に大雪に見舞われた。午後も警報級の大雪が続く可能性があり、気象庁は降雪による交通などへの影響に警戒するよう呼びかけている。
気象庁によると、同日の24時間降雪量の最大値(午前9時時点)は、広島県北広島町で60センチ、福島県金山町で57センチ、山形県鶴岡市と岐阜県本巣市で52センチなど。
9日には青森市のパート従業員女性(51)が自宅車庫の軒下で雪に埋もれているのが見つかり、搬送先で死亡が確認された。青森県警によると、1日からの大雪関連の死者は計6人。
他の地域でもこれまでの大雪で被害が相次いでおり、北海道美深町では4日、雪下ろし中の男性(80)が転落死。高知県いの町では9日、除雪車が急停止し、運転していた高知市の会社員北村幸司さん(46)が胸を強く打って死亡した。
北九州市教育委員会は10日、小中高校など市立学校202校の一斉休校を決めた。
交通も乱れ、東海道新幹線は10日の始発から名古屋―新大阪間の上下線の一部区間で速度を落として運転。山形新幹線は始発から福島―新庄間で運休したが、午前11時に運転を再開した。国土交通省によると、10日午前7時現在、高速道路や国道の全国47路線198区間で通行止めとなった。
11日午前6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、東北、北陸(新潟県含む)、近畿、中国60センチ、関東甲信、東海(岐阜県)50センチ、北海道40センチとなっている。
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