よみうりランド大観覧車、照明落とし４４年の歴史に幕…園内では二十歳の式典「忘れられない思い出に」

　よみうりランド（東京都稲城市、川崎市）の人気アトラクション「大観覧車」が１３日、最後の運転を終えた。大観覧車は１９８０年４月オープン。看板施設の一つとして人気を博してきたが、設備刷新の必要性などから、昨年１０月にオープンした新観覧車「Ｓｋｙ―Ｇｏ―ＬＡＮＤ（スカイゴーランド）」にバトンタッチすることになった。

　最終日は乗り納めに訪れた人たちでにぎわい、来園者たちはゴンドラから最後の眺望を楽しんだり、記念写真を撮ったりしていた。

　この日は園内で稲城市の「二十歳の式典」が開かれ、スーツや晴れ着姿で乗る若者たちの姿も。同市の大学２年の学生（２０）は「２０歳の忘れられない思い出になった」と話していた。

　午後８時半からはフィナーレセレモニーが開かれ、関係者のあいさつなどの後、大観覧車をライトアップしている照明が落とされ、４４年の歴史に幕を下ろした。