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マスク氏を証券法違反で提訴、ツイッター株保有状況を公表せず1・5億ドル節約…米証券取引委

読売新聞 / 2025年1月15日 13時9分

イーロン・マスク氏=ロイター

 【ニューヨーク=小林泰裕】米証券取引委員会(SEC)は14日、実業家のイーロン・マスク氏が米SNS大手ツイッター(現・X)の株式の保有状況を適切に開示しなかったとして、証券法違反で提訴した。不当に得た利益の返還や罰金の支払いを求めている。

 首都ワシントンの連邦地裁に提出された訴状では、マスク氏は2022年3月14日までにツイッター株を5%以上取得したのに、4月4日までSECに報告しなかったと指摘。非公表の期間に、5億ドル(約800億円)以上を投じてツイッター株を追加購入し、9%以上まで買い増したという。マスク氏は通常よりも安い価格で株を購入し、少なくとも1億5000万ドルを節約できた一方で、ツイッター株を手放した投資家は大きな損失を被ったとしている。

 上場企業の株式を5%以上保有する場合、10日以内にその事実を開示する必要があり、SECは22年からマスク氏の株取引について調査していた。マスク氏は14日、Xで「処罰されない実際の犯罪がたくさんあるのに、SECはこんなくだらないことに時間を費やしている」と批判した。

 マスク氏は22年10月に総額440億ドルを投じてツイッターを買収し、その後、Xに名称を変更した。

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