1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

拘束の韓国大統領が談話「残念ながらこの国の法はすべて崩れた」「流血を防ぐため応じた」

読売新聞 / 2025年1月15日 11時52分

大統領公邸を出る尹氏を乗せたとみられる車列(15日午前10時37分、ソウルで)=小池和樹撮影

 【ソウル=依田和彩】尹錫悦大統領の戒厳令宣布を巡り、内乱容疑で捜査している高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)や警察などの合同捜査本部は15日午前、尹氏の拘束令状を執行したと発表した。韓国の現職大統領の拘束は憲政史上初めて。

 韓国の尹錫悦ユンソンニョル大統領が、拘束に際して発表した国民向け談話の要旨は次の通り。

 私を応援してくださったことに感謝する。

 残念ながら、この国の法はすべて崩れた。

 捜査権のない機関に令状が発付され、令状審査権のない裁判所が拘束令状と捜索令状を出したのを見て、また、捜査機関がうその公文書を発行して国民を欺く違法の違法の違法が行われ、無効な令状によって手続きを強圧的に進行するのを見て本当に嘆かざるを得ない。

 私は今日、彼らが警護保安区域を消防装備を動員して侵入してくるのを見て流血事態を防ぐため、ひとまず不法捜査ではあるものの高位公職者犯罪捜査庁(公捜庁)への出席に応じることにした。

 しかし、公捜庁の捜査を認めるわけではない。憲法と法体系を守らなければならない大統領として、違法で無効な手続きに応じるのは流血事態を防ぎたいとの一念からだ。

 国民の皆さんがこれまで、特に青年たちが自由民主主義の大切さを本当に再認識するようになり、情熱を見せてくれたのを見て、今は法が崩れて暗い時期だが、未来は希望的だという考えを持つようになった。

 国民の皆さん、どうかお元気で頑張ってください。

 ありがとうございます。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください