タンチョウの群れ、優雅な求愛ダンス…北海道鶴居村

「求愛ダンス」をするタンチョウ（北海道鶴居村で）＝古厩正樹撮影

　北海道鶴居村で、国の特別天然記念物タンチョウの群れが優雅な姿を見せている。

　日本野鳥の会が運営する「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」の給餌場には、ねぐらとなっている近くの川からタンチョウが飛来。雄が「コー」「カッカッ」と甲高い声を上げる「鳴き合い」や、翼を広げて舞うようにジャンプする「求愛ダンス」をしている。

　サンクチュアリによると、タンチョウは現在、道東地方を中心に約１９００羽が生息する。千葉県市川市から訪れた会社役員（５５）は「たくさんのタンチョウを間近で見られて大満足」と話した。