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中国本土の総人口、建国後初の3年連続減少…139万人減って14億828万人に

読売新聞 / 2025年1月17日 11時20分

中国の国旗

 【北京=川瀬大介】中国国家統計局は17日、香港、マカオを除く中国本土の総人口が2024年末時点で14億828万人となり、前年から139万人減少したと発表した。中国では22年に人口減が本格化し、3年連続の減少は1949年の建国後初めてとなる。

 2024年の出生数は954万人で、前年比で52万人増加した。24年は中国で子どもを産むと縁起が良いとされる「たつ年」だったことが影響したとみられる。出生数の増加は8年ぶり。一方、65歳以上の人口は2億2023万人で、総人口に占める割合は前年から0・2ポイント増の15・6%となった。

 中国では、毛沢東が進めた大増産運動「大躍進」の失敗で多数の餓死者が出た1960、61年に2年連続で人口が減少した。一方、2022年からの人口減は、長年の「一人っ子政策」に伴う出産適齢期の女性の減少など、構造的な問題が背景にあり、中国の複数の専門家は今後も人口減が加速するとの見方を示している。

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